たよろ町ってどんなところ?
多寄町は、北海道士別市に位置し人口約900人と小さな町です。
国立自然公園「天塩岳」の山々に囲まれ、
全国第4位の大河「天塩川」の源流域に位置し、
豊かな水と緑に恵まれ、自然とともに日々暮らしています。
夕方になると、鹿やキツネを見かけます。
そばが大好きで、
たよろの蕎麦が大好きで、
多寄の町、多寄の人々が大好きで、
今ではこのたよろ町に移り住みました。
四季折々の変化に富む内陸性気候で、冬は積雪寒冷の豪雪地帯となります。
夏は、30度超えるときもありますが、冷房は使わずに過ごせます。
また夜になると涼しく過ごしやすいです。
厳しいたよろの冬
しかし、冬には-28℃にもなるんです!
たよろ町は12~5月の約6カ月間、実に、1年の半分が雪で覆われています。
マイナス25度までは車のエンジンもすぐかかりますが、2月など寒い時期は、車で出かける前には、除雪などに30分~1時間かかります。お店の外や玄関などに、食材を置きっぱなしにしたら、1時間でほぼ凍り、業務用の瞬間冷凍庫のようです。
私はお店に朝の6時に向かい、1日をスタートさせますが、その時もやっぱり寒い!
けれど、その日その日の温度と湿度を微妙な違いを肌で感じ、蕎麦打ちの水加減の微調整などに繫げています。また関東では体験できませんが、まつ毛も鼻毛も凍ります!冬には、外で泣くのも禁物で、涙が凍って目がカピカピになってしまいます(笑)
昼夜の寒暖差が大きいため、そばの栽培に適した多寄町ですが、人口が少なく、そば農家がいないために、そばの実の収穫量が極めて少ないのが現状です。
そのため、そばの実は契約者のごく一部にしか行き渡りません。
そこで、たよろ町に「手打ちそば処 淳真」を2009年オープンし、生そばの通信販売も始めました。その自信作を、より多くの方々にご賞味頂きたいという熱い想いです。
たよろ町新そば祭り
こんな小さな町ですが、毎年秋には、「たよろ町新そば祭り」を開催しています。
多寄の蕎麦好きが集まり、 「たよろ町新そば祭り」を盛り上げています。地元の方々はもちろん、町周辺の人々で毎年賑わっています。
昨年は、鹿児島から北海道にツーリングに来られた方もいらっしゃいました。「また来年も来ます!」と言って頂けたのが嬉しくて、人口も少ない街ですが、このお祭りを末長く続けていけるよう、みんなで頑張っていきたいと思います。